まずC言語の基礎骨組みを学びましょう。次のような簡単なプログラムを見てみてください。
#include <stdio.h> int main(void) { printf("プログラムテスト"); return 0; }
最初の文に #include <stdio.h> と書いてあります。これはC言語になくてはならない重要なもので、使用する関数についての情報を組み込むために必要です。
例えばこのプログラムでは printf という画面に文字などを表示する関数を使用していますが、私たちは特にこの関数がどういう処理をしているのかを決めなくてもいいし知らなくてもいいのです。
このprintf という関数の情報は stdio.h というヘッダファイルに入っていて #include <stdio.h> という命令文でコンパイラに伝えているのです。他にも多数の関数の情報が入っています。
他にも数学関数についての情報が入った math.h などのヘッダファイルの種類があります。とにかくC言語のプログラムについては #include <stdio.h> ははずせないと思っておいてください。
C言語は基本的に関数の組み合わせでプログラムを作ります。関数の基本構造は、
戻り値 関数名(引数) { プログラム文 }
という構造になります。上記のプログラムに合わせますと、戻り値が int で指定する符号付整数であり、関数名が main で、引数が void
で指定する引数をとらないということになります。このプログラムでは return を使って 0 を返しています。0 を返すということはプログラムが正常終了したことを意味します。引数は何も取ってません。
ここで main 関数についてですが、この関数は特別で何の定義もしなくても使える特別な関数です。通常関数を使うときは、プロトタイプと呼ばれるものを定義してから使います。とにかく今は
main 関数は必ず使用する基礎構造を成す関数と思ってください。
関数についてですが難しく考える必要はありません。数学で初めて関数を習ったとき、y=f(x) という形がでてきましたよね。これと似たようなもので、y
が戻り値、x が引数、f が関数名にあたいします。x を受け取って関数 f という操作を施して、y を返すものでしたね。C言語の関数の仕組みと一緒です。